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かこかこと鳴る誰かの下駄の音
朝井 リョウ / ひーちゃんは線香花火「もういちど生まれる (幻冬舎文庫)」に収録 ページ位置:53% 作品を確認(amazon)
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足音・靴音
下駄・草履・雪駄
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前後の文章を含んだ引用
......けで、クラス中の女子から無視されていた小学四年生のころの味。 土手を歩く浴衣姿の人たちは、あたしたち三人の頭がきゅっと集まっているのを見て、何を思っただろう。 かこかこと鳴る誰かの下駄の音を背中で感じながら、あたしは、いま三人ともがいちばんしあわせだと思った。体の中すべて、血管の内部も内臓と内臓の間もすべて、しあわせが埋め尽くしていると感じた。線......
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足音・靴音の表現・描写・類語(音の響きのカテゴリ)の一覧 ランダム5
ヘッド・ウェイターが確信にみちた靴音を響かせて我々のテーブルにやってきた。
村上 春樹「羊をめぐる冒険」に収録 amazon
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下駄・草履・雪駄の表現・描写・類語(服装・身なりのカテゴリ)の一覧 ランダム5
草履のようにすりへった下駄をひきずっている
尾崎 士郎 / 人生劇場 青春篇 amazon
はき潰して黒くなった草履を見ながら、鼻緒というのは本当に切れることがあるのだろうかと思った。
又吉直樹「劇場(新潮文庫)」に収録 amazon
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「音の響き」カテゴリからランダム5
人の息や足の震動、服の擦れる音や洟を啜る気配も聞き洩らさないつもりで、じっと耳を澄ました。呼吸を感じ取ろうとする。杉の木肌から水分が滲み出る音でさえ、感じ取るつもりだった。皮膚が鋭敏になり、耳が冴える。
伊坂 幸太郎 / グラスホッパー amazon
樹々の葉が夕風に爽やかな音を立てて鳴る
遠藤 周作 / 沈黙 amazon
「歩く・歩き方」カテゴリからランダム5
羽根でも生やしたかのように軽快に銀行に向かっていく
伊坂 幸太郎「陽気なギャングが地球を回す (祥伝社文庫)」に収録 amazon
裸足で歩く床の上が冷たい。
綿矢 りさ「しょうがの味は熱い (文春文庫)」に収録 amazon
未練の気持ちを振り切るように全力で駆ける
灰谷 健次郎 / 海になみだはいらない amazon
(犬が)あと足に砂を蹴上 げながら真一文字に追いすがった。
芥川龍之介 / 偸盗
「服装・身なり」カテゴリからランダム5
(女性だが)もし顔のどこかに髭をはやせるものなら、きっとはやしていたはずだ。
村上春樹「スプートニクの恋人 (講談社文庫)」に収録 amazon
洞窟探検みたいな大きなライト付きヘルメット
新海 誠「小説 君の名は。 (角川文庫)」に収録 amazon
しゅうしゅうと泣くように鳴る博多帯をきゅっと結ぶ
宮尾 登美子 / 楊梅(やまもも)の熟れる頃 amazon
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