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川島を見捨てていた。這い上がる意思のない人間に何本ロープを垂らしてやろうが無駄なのだ。意思ある人間はロープなどなくても必ず這い上がってくる。
横山 秀夫「クライマーズ・ハイ (文春文庫)」に収録 ページ位置:52% 作品を確認(amazon)
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諦める
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前後の文章を含んだ引用
......ん」 悠木は宙に目をやった。昨日の佐山の台詞が耳にあった。現場のことは現場で考えます。いらん口出しはよして下さい──。 おそらく、悠木が佐山の立場だったとしたら川島を見捨てていた。這い上がる意思のない人間に何本ロープを垂らしてやろうが無駄なのだ。意思ある人間はロープなどなくても必ず這い上がってくる。 千鶴子は答えを待っている顔だった。「佐山は──」 幾つか浮かんだ形容詞の中から選んだのは、悠木自身、意外なものだった。「あったかい男だ」 千鶴子を喜ばそうとし......
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憑きものが落ちたようにあっさり諦める
丸谷 才一 / 年の残り amazon
今年の冬はとても寒いよね、とどうにもならぬ気候の観察記録を述べるのにも似ていた。
伊坂 幸太郎 / アイネクライネナハトムジーク amazon
もういいよと肩をたたくなりタオルを投げ込んでやるなりしたくなる
綿矢 りさ / かわいそうだね?「かわいそうだね? (文春文庫)」に収録 amazon
私はすうっとあきらめの風が吹いた。
林芙美子 / 新版 放浪記
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褌(ふんどし)のようにバカ長い嘆息を洩らさざるを得なかった。
石坂 洋次郎 / 若い人 amazon
知らぬうちに零した溜め息が足元に積もっているように感じ、足が抜けなくなるのではと不安を覚える。
伊坂 幸太郎 / アイネクライネナハトムジーク amazon
深夜の便器のような長嘆息
開高 健 / 飽満の種子「珠玉・花終る闇 (開高健全集)」に収録 amazon
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死人のように動かなかった。
横光利一 / 日輪
涙が搾るように頬を伝って来ました。
井上 靖 / 猟銃「猟銃・闘牛 (1974年) (井上靖小説全集〈1〉)」に収録 amazon
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