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やっと、温まった体へ、ヒューッと氷のような夕風がぶつけて来たので、笠の紐を噛みながら、思わず顔を横にする
吉川英治 / 八寒道中 ページ位置:21% 作品を確認(青空文庫)
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冷たい風・冬の季節風
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前後の文章を含んだ引用
......…」  亭主が、図に乗った口をきかけたかと思うと、うしろの荒物をならべてある店先で、何か、不意な物音がして、亭主は立った。  三五兵衛も、笠をとって、外へ出た。  やっと、温まった体へ、ヒューッと氷のような夕風がぶつけて来たので、笠の紐を噛みながら、思わず顔を横にすると、出て来た茶屋の掛戸の蔭に、チラと、年増としまらしい女のすがたが見えた。 「――いるな、村上賛之丞さんのじょうは」  三五兵衛は、そう思って、つぶやいた。 「鼻の先にいるものなら、し......
単語の意味
笠(かさ)
体(からだ)
・・・日光や雨、雪、ほこりなどを防ぐために頭にかぶる円錐形の帽子のようなかぶりもの。竹や木材などでできているものが多い。また、同じような形のもの。「電球の笠」
・・・頭・胴・手足など、肉体全体をまとめていう言葉。頭からつま先までの肉体の全部。身体。体躯。五体。健康。体力。
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