あたりは深山のようにしーんとしていた。
有島武郎 / 或る女(後編) ページ位置:65% 作品を確認(青空文庫)
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静けさ・静寂
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前後の文章を含んだ引用
......突然溶けてしまうかどうかしたような気味の悪い不思議さに襲われた。葉子はすっかり気抜けがして、髪も衣紋 も取り乱したまま横ずわりにすわったきりでぼんやりしていた。 あたりは深山のようにしーんとしていた。ただ葉子の目の前をうるさく行ったり来たりする黒い影のようなものがあった。葉子は何物という分別 もなく始めはただうるさいとのみ思っていたが、しまいにはこらえかねて手......
単語の意味
深山(みやま・しんざん)
深山・・・奥のほうの山。簡単に立ち入ることが出来ない奥深い山。
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まるで大地の中にめりこんだように、あたりはひっそりと静まりかえっている。
石坂 洋次郎 / 山のかなたに amazon
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