日本語表現インフォ：ピンとくる言葉や描写が見つかる辞典

（気持ちを落ち着かせる）肺に新しい空気を送りこみ、目を閉じ、そこにあるとりとめもない暗闇の中でゆっくりと数を数えた。

村上春樹「スプートニクの恋人 (講談社文庫)」に収録　ページ位置：30%　作品を確認（amazon）

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前後の文章を含んだ引用

......出口を見失って、同じところをまわっていた。ぼくのズボンの中で欲望がふくらみ、石のように硬くなった。ぼくは混乱し、戸惑っていた。しかしなんとか体勢を立てなおした。肺に新しい空気を送りこみ、目を閉じ、そこにあるとりとめもない暗闇の中でゆっくりと数を数えた。ぼくがそのときに感じた衝動はあまりにも激しくて、目には涙さえにじんでいた。「わたしもあなたが好きよ」とすみれは言った。「この広い世界の中で誰よりも」「ミュウの次......

単語の意味

取り留めの無い（とりとめのない）

暗闇（くらやみ）

取り留めの無い・・・目標やまとまりがない。特に重要でない。

暗闇・・・１．暗い闇。光がなくて見えない状態。また、そういう場所。
２．人目につかない場所。人の知らない場所。
３．１が転じて、希望がもてないこと。見通しが立たず将来に不安を感じている状態。

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宥める・気持ちを静める・気持ちを和らげるの表現・描写・類語（安心するのカテゴリ）の一覧ランダム５

（気持ちを落ち着かせる）肺に新しい空気を送りこみ、目を閉じ、そこにあるとりとめもない暗闇の中でゆっくりと数を数えた。

村上春樹「スプートニクの恋人 (講談社文庫)」に収録　amazon

鋭かった感情が、みるみる溶けて消えて行くような感覚を味わった。

山田太一「飛ぶ夢をしばらく見ない」に収録　amazon関連カテ気持ちや痛みが消える、薄れる宥める・気持ちを静める・気持ちを和らげる荒れた気持ちが穏やかになる

亢奮し過ぎた後の淋しい気分が来た。