汽笛の様な大きな声で泣く
林芙美子 / 新版 放浪記 ページ位置:57% 作品を確認(青空文庫)
この表現が分類されたカテゴリ
大声
赤ん坊・幼児が泣く
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前後の文章を含んだ引用
......いしていると、凸坊が驚いて、玩具 をほおり出して一緒に泣き出してしまった。 「オイ! 凸坊! おばちゃんに負けないでもっともっと大きい声で泣け、遠慮なんかしないで、汽笛の様な大きな声で泣くんだよ。」 恭ちゃんが凸坊の頭を優しく叩くと、まるで町を吹き流してくるじんたのクラリオネットみたいに、凸坊は節をつけて大声をあげて泣いた。私の胸にはおかしく温か......
単語の意味
汽笛(きてき)
汽笛・・・機関車や蒸気船などの、蒸気を吹き込んで音を出す笛。
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大声・大きな声の表現・描写・類語(声・口調のカテゴリ)の一覧 ランダム5
噓か真か昔、歌手を目指していたという噂もあって、声量はかなりのものだ。
あさの あつこ「ガールズ・ブルー〈2〉 (文春文庫)」に収録 amazon
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赤ん坊・幼児が泣くの表現・描写・類語(声・口調のカテゴリ)の一覧 ランダム5
一方的にフルボリュームで泣き喚かれ、コミュニケーションが一切通じない。
雫井 脩介「火の粉 (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
赤児は両手を 担ぎ、両足を縮めて、力一杯に無闇と泣いた。腹を波打たせながら泣く、その声が謙作には胸にこたえた。
直哉, 志賀「暗夜行路 (新潮文庫)」に収録 amazon
赤児の声は段々に 嗄れて来た。 到頭 仕舞いに顔ばかり泣いていて、声は出なくなった。
直哉, 志賀「暗夜行路 (新潮文庫)」に収録 amazon
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「声・口調」カテゴリからランダム5
男の喋り方はセンテンスが短かった。
小池真理子「愛するということ (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
「泣く」カテゴリからランダム5
泣いて解決することなど何もない。《…略…》でも、目の前で思い切り泣かせてくれる人がいるのは、とても幸せなことなのよ
湊 かなえ「花の鎖 (文春文庫)」に収録 amazon
悠人は、胸の 痙攣 を 堪えながら、赤らんだ目を何度も拭った。
平野啓一郎「ある男」に収録 amazon
(横になっていて)こめかみのほうへ一筋の涙が流れていた。
雫井 脩介「火の粉 (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
病室に響き渡るような大きな声で泣いていた
百田尚樹「永遠の0」に収録 amazon
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