日本語表現インフォ：ピンとくる言葉や描写が見つかる辞典

TOP > 感覚表現 > 光と影 > シルエット・影絵

TOP > 風景表現 > 室内のようす > 磨りガラス・曇りガラス

曇りガラスの向こうにシルエットが見える

この表現が分類されたカテゴリ

シルエット・影絵磨りガラス・曇りガラス

しおりに登録する

前後の文章を含んだ引用

no data

ここに意味を表示

シルエット・影絵の表現・描写・類語（光と影のカテゴリ）の一覧ランダム５

闇の遠くの正面に、ほの青く照り出された大きな官庁の建物がある。その建物の明るみから前へ逆に照り返されて威厳を帯びた銅像が、シルエットになって見える。

岡本かの子 / 母子叙情関連カテ夜景・夜の眺めシルエット・影絵

向こう岸には闇よりも濃い樹の闇、山の闇がもくもくと空へ押しのぼっていた。そのなかで一本椋（むく）の樹の幹だけがほの白く闇のなかから浮かんで見える

梶井基次郎 / 温泉関連カテ暗い・闇山樹木・木々シルエット・影絵

駅の明かるい電灯で逆光線になっているものですから、人間は黒い影みたいなもので、顔はわかりませんでした。

松本清張「点と線 (新潮文庫)」に収録　amazon関連カテ光に照らされた顔や姿シルエット・影絵

街路樹が黒々としたシルエットを薄い闇に映す

（薄明かりに中に）二人の役人と通辞とが黒い三つの人形のように立っていた。

遠藤周作「沈黙（新潮文庫）」に収録　amazon関連カテシルエット・影絵明るさ、暗闇に目が慣れる

このカテゴリを全部見る

磨りガラス・曇りガラスの表現・描写・類語（室内のようすのカテゴリ）の一覧ランダム５

どんなに意識を集中しても擦りガラスを通したように曖昧な輪郭しか浮かんでこない

関連カテ忘れる・思い出せない・曖昧な記憶磨りガラス・曇りガラス

磨りガラスの嵌った四角い窓から、内部の白い光が漏れている。

翔田寛「真犯人 (小学館文庫)」に収録　amazon関連カテ門・扉・窓・戸磨りガラス・曇りガラス

曇りガラスの向こうにシルエットが見える

関連カテシルエット・影絵磨りガラス・曇りガラス

窓の磨硝子（すりガラス）が黄色い灯を滲（にじ）ませ

梶井基次郎 / 冬の日関連カテ屋内から外に洩れる明かり門・扉・窓・戸磨りガラス・曇りガラス

このカテゴリを全部見る

「光と影」カテゴリからランダム５

（暗闇の中で）壁のありそうな方に（手を）伸ばしてみた。闇の奥に僕は固い縦の平面を感じた。壁がそこにあった。壁はつるりとして冷やかだった。

村上春樹 / ダンス・ダンス・ダンス(上)　amazon

石油ストーブの炎だけが部屋の白い壁に奇妙に間のびした淡い影を作り出していた。

村上春樹「羊をめぐる冒険」に収録　amazon関連カテ揺れる炎・ともし火ストーブ

（薄明かりに中に）二人の役人と通辞とが黒い三つの人形のように立っていた。

遠藤周作「沈黙（新潮文庫）」に収録　amazon関連カテシルエット・影絵明るさ、暗闇に目が慣れる

車椅子の金属がたっぷりと月光を吸いこんで、氷のような白さに光っていた。

村上春樹 / 回転木馬のデッド・ヒート　amazon

懐中電灯の明かりが、飛び立った鳥のように、急に松の幹から梢へ翔ける

三島由紀夫 / 潮騒　amazon関連カテ光りが動く懐中電灯

「室内のようす」カテゴリからランダム５

南向きの掃き出し窓からの採光

カーテンの隙間からこぼれてくる夜は、病室の白いライトにはかなわない。

朝井リョウ / ひーちゃんは線香花火「もういちど生まれる (幻冬舎文庫)」に収録　amazon関連カテ蛍光灯・屋内のあかりカーテン

寄宿舎のように長い廊下が一本、横に貫いていて

林芙美子 / 清貧の書　amazon

夕陽は簾すだれを通して斑まだらに彼の顔にあたり

遠藤周作「沈黙（新潮文庫）」に収録　amazon関連カテ室内に差し込む光光に照らされた顔や姿簾（すだれ）

この界隈では一流とはいえないが、それだけ肩が張らなくて落ちつく

松本清張「点と線 (新潮文庫)」に収録　amazon

同じカテゴリの表現一覧

光と影の表現の一覧　

室内のようすの表現の一覧　

使われていない部屋・部屋主がなくなった部屋

感覚表現大カテゴリ

表現の大区分