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重ねられてプリズムのように光るコップのひとつひとつが、昼間とはまるでちがった価値を持っているように思えた。
吉本 ばなな / らせん「とかげ (新潮文庫)」に収録 ページ位置:70% 作品を確認(amazon)
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コップ・グラス
閉店後の店内
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前後の文章を含んだ引用
......を話してもたいへんに大事なこと言ってるようね、ね、物見てもいい?」 私たちは店内をぐるりと回った。いくつもの棚にいくつもの外国の品々がひっそりと陳列されていた。重ねられてプリズムのように光るコップのひとつひとつが、昼間とはまるでちがった価値を持っているように思えた。 店を出て自分たちの部屋を出たようにカギを閉め、外に一歩出たら、夜風が吹いてくるのとともに急に、時間も動きはじめたような気がした。「もう少し飲んでいきましょうよ......
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閉店後の店内の表現・描写・類語(室内のようすのカテゴリ)の一覧 ランダム5
閉店後の喫茶店は綺麗に片づいている。
伊坂 幸太郎「陽気なギャングが地球を回す (祥伝社文庫)」に収録 amazon
シャッターがバットでバケツを叩いてまわるような大きな音を立てて閉まった
村上春樹 / パン屋再襲撃「パン屋再襲撃 (文春文庫)」に収録 amazon
店の電気は半分ほど消えていて営業している雰囲気ではなかったが、まだ人影が店のなかで動いていた。
又吉直樹「劇場(新潮文庫)」に収録 amazon
靴音 も声もやたら大きく響き、いつも待ち合わせをしているのと同じ店とはとても思えなかった。私たちは昼の混雑の亡霊のように、向かいあってテーブルにすわった。
吉本 ばなな / らせん「とかげ (新潮文庫)」に収録 amazon
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(タイアップ記事)なるべく読者に広告 臭 が感じとれないように要領よく記事をまとめあげて
村上春樹 / 象の消滅「パン屋再襲撃 (文春文庫)」に収録 amazon
長い竹竿が、小皿の上に箸を置いた感じに転がっていた。
林 芙美子 / 松葉牡丹「林芙美子傑作集 (1951年) (新潮文庫〈第201〉)」に収録 amazon
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きい、きい、きい。白いペンキを塗られた鉄の扉を、衛門看守が開いた。
野間宏 / 第三十六号「暗い絵・顔の中の赤い月 (講談社文芸文庫)」に収録 amazon
封建社会の遺物らしい城郭めいた真っ黒い門が、おどかすようにのしかかる
徳永 直 / 太陽のない街 amazon
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