七輪の生木がぱちぱちと弾けて、何とも云えない優しい音だ。
林芙美子 / 新版 放浪記 ページ位置:81% 作品を確認(青空文庫)
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コンロ・七輪
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前後の文章を含んだ引用
......焚き部屋をあたためる。 新聞紙を折りたたんで、母の羽織の下に入れてやる。膝にも座蒲団をかけ、私も行李の蓋の中へ坐る。まるで漂流船に乗っているようなかっこうだ。 七輪の生木がぱちぱちと弾けて、何とも云えない優しい音だ。来年は私も二十一だ。はやく悪年よ去れ! 神様、いくらでも私をこらしめて下さい。もっとぶって、打ちのめして下さい。もっと、もっと、もっと……。私は手が寒いので、羽......
単語の意味
生木(なまき)
生木・・・1.地面に生えている木。
2.切ったばかりで乾燥していない木。
2.切ったばかりで乾燥していない木。
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七輪の生木がぱちぱちと弾けて、何とも云えない優しい音だ。
林芙美子 / 新版 放浪記
小雪まじりの冷い風が吹きぬけて来る。二ツの七輪から火の粉がさかんに弾 ぜている。熾 んな火勢だ。
林芙美子 / 新版 放浪記
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