一日一日生命の力から遠ざかって行く老人
有島武郎 / 生まれいずる悩み ページ位置:72% 作品を確認(青空文庫)
この表現が分類されたカテゴリ
老人
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
......してまた囲炉裏座に帰って見ると、ちょろちょろと燃えかすれた根粗朶 の火におぼろに照らされて、君の父上と妹とが炉縁 の二方に寝くるまっているのが物さびしくながめられる。一日一日生命の力から遠ざかって行く老人と、若々しい生命の力に悩まされているとさえ見える妹の寝顔は、明滅する炎の前に幻のような不思議な姿を描き出す。この老人の老い先をどんな運命が待っているのだろう。こ......
ここに意味を表示
老人の表現・描写・類語(中年・老人のカテゴリ)の一覧 ランダム5
老人は黙って立った。脊が高くちょうど風雨にさらされた山の枯木のような感じがした。
直哉, 志賀「暗夜行路 (新潮文庫)」に収録 amazon
近くで見るご主人は、思っていた以上に小柄だった。キタヱさんと同じように、髪の色がきれいに抜け落ちている。着ているものも全体的に白いせいもあって、やっぱり田舎の道端に祠もなく祭られているお地蔵さんのように見える。
本谷 有希子 / 異類婚姻譚 amazon
白髪と、 頰骨のあたりの、生気のない老いた 皺 のある皮膚の色
山田太一「飛ぶ夢をしばらく見ない」に収録 amazon
このカテゴリを全部見る
「中年・老人」カテゴリからランダム5
老人は黙って立った。背が高くちょうど風雨にさらされた山の枯木のような感じがした。
志賀 直哉 / 暗夜行路 amazon
眼の落ち 窪んだ、猫背の何となく見すぼらしい老人
志賀直哉「暗夜行路 (講談社文庫)」に収録 amazon
同じカテゴリの表現一覧
中年・老人 の表現の一覧
人物表現 大カテゴリ