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薄赤色のカーテンが張ってあって、内側からあかりが射している。
松本 清張 / 真贋の森「松本清張ジャンル別作品集(3) 美術ミステリ (双葉文庫)」に収録 ページ位置:10% 作品を確認(amazon)
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屋内から外に洩れる明かり
カーテン
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......いる路地に入り、アパートの裏口から入ると、民子の居る部屋は一番奥にあった。コンクリートの土間に下駄の鳴るのを警戒しながら近づくと、入口の硝子戸には、いつもの通り薄赤色のカーテンが張ってあって、内側からあかりが射している。留守ではなかった。 指の先で、硝子戸を二、三度たたくと、カーテンに民子の影が動いて、黙って戸を開けた。「お店に電話をかけたの?」 民子は、化粧気のない、くろい顔......
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夜 更けて、ときおり 点いたり消えたりする母親の部屋の 灯 も、小さなさざなみの青さよりもっとはかない何かを投げかけてきた。
宮本 輝 / 泥の河「螢川・泥の河(新潮文庫)」に収録 amazon
窓も黒い幕に 遮られているがその隙間からほのかな電気の光がチラついていた。
遠藤 周作「海と毒薬 (角川文庫)」に収録 amazon
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遮光カーテンは、昼間でも部屋を夜に変えてくれる。
吉田修一「悪人」に収録 amazon
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(マンション最上階の屋上につながる扉)ぎいっとドアを開けた。シンナーの匂いや、古くこもった空気の中から、いっぺんに夜の新鮮な大気の中におどりでるような感じだった。
吉本 ばなな「N・P (角川文庫)」に収録 amazon
窓に厚い布のカーテンとレースのカーテンが二重にかかっていて、どちらも揃いの紐で横にたくしあげてあった。
村上 春樹「羊をめぐる冒険」に収録 amazon
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