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むかあしどこかでかいだ事のある花の匂いがする。
林芙美子 / 新版 放浪記 ページ位置:21% 作品を確認(青空文庫)
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匂いがする・におう
思い出・思い出に浸る
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......うのだ。客が途絶えてくると、私達はよくかたつむりのようにまあるくなって話した。 (十一月×日) どんよりとした空である。君ちゃんとさしむかいで、じっとしていると、むかあしどこかでかいだ事のある花の匂いがする。夕方、電車通りの風呂から帰って来ると、いつも呑んだくれの大学生の水野さんが、初ちゃんに酒をつがして呑んでいた。「あんたはとうとう裸を見られたんですってよ。」お初......
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追想は多くの迷路をたどりぬいた末に、不思議な仮睡状態に陥る前まで進んで来た。
有島武郎 / 或る女
長かった海の上の生活を遠く思いやるような顔をしながら
有島武郎 / 或る女
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床の中には暗い酒の匂いがまだ淀んでいる
三島由紀夫 / 真夏の死 amazon
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水島の電話のソフトな口調と、なんとしてでも押し入ろうとする昨夜の男の強引さとが、同じもののネガとポジのように十和子のなかで結びついてしまう。
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
失踪。酒田の口から漏れたその言葉が、いつまでも奇怪な異物のように宙に浮いている。
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
なにげなく友の云った言葉に、私は前の日に無感覚だったことを美しい実感で思い直しました。
梶井基次郎 / 橡の花
自分はまだ歩き方から物の云い方までが、人々と同化するところまではいっていない。水のなかの一滴の油だ。
島木 健作 / 生活の探求 (1950年) amazon
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