(伊太利大使館)異人の子が馬に乗って門から出てきた。門のそばにはこわれた門番の小屋みたいなものがあって、綺麗 な砂利が遠い玄関までつづいている。
林芙美子 / 新版 放浪記 ページ位置:4% 作品を確認(青空文庫)
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豪邸・屋敷
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前後の文章を含んだ引用
......覚がおこる。マッチをすって、それで眉ずみをつけてみた。――午前十時。麹町 三年町の伊太利大使館へ行ってみた。 笑って暮らしましょう。でも何だか顔がゆがみます。――異人の子が馬に乗って門から出てきた。門のそばにはこわれた門番の小屋みたいなものがあって、綺麗 な砂利が遠い玄関までつづいている。私のような女の来るところではないように思えた。地図のある、赤いジュウタンの広い室に通された。白と黒のコスチュウム、異人のおくさんって美しいと思う。遠くで見ている......
単語の意味
馬(うま)
馬・・・1.ウマ科の哺乳動物の総称。古くから耕作・運搬・常用に使う重要な家畜。体が大きく、首・顔が長く、鬣(たてがみ)がある。草食。
2.脚立(きゃたつ)の異称。四方に開いた支脚を有する台。
3.将棋で角の成ったもの。竜馬(りゅうめ)。成り角。
4.「つけうま」の略。遊興費の不払いを取り立てるため客に同行する者。
5.体操で跳馬のこと。またその用具。
2.脚立(きゃたつ)の異称。四方に開いた支脚を有する台。
3.将棋で角の成ったもの。竜馬(りゅうめ)。成り角。
4.「つけうま」の略。遊興費の不払いを取り立てるため客に同行する者。
5.体操で跳馬のこと。またその用具。
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