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泣きながら歩いたので頬がつっぱるような気がする。
林芙美子 / 新版 放浪記 ページ位置:67% 作品を確認(青空文庫)
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泣く・涙を流す
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前後の文章を含んだ引用
......カチもいらない。袂 も汚れない。 鍋町の文房具屋でハトロンの封筒も買って、郵便局で封を書いて、肺は歌うを朝日新聞に送る。何とかなるだろうと云う空想だけの勇気だ。 泣きながら歩いたので頬がつっぱるような気がする。匂いのいい文学的なクリームと云うやつはないかな。長い事、クリームもおしろいも塗った事がない。 果物屋は桜んぼうの出さかり、皿に盛って金十銭。 浅草に行く。 やた......
単語の意味
頬(ほお・ほほ)
頬・・・顔の一部。顔の両脇で、口の真横にあるやわらかい部分。ほっぺ。ほっぺた。
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泣く・涙を流すの表現・描写・類語(動作・仕草・クセのカテゴリ)の一覧 ランダム5
全身を使って大声で泣く
湊 かなえ「花の鎖 (文春文庫)」に収録 amazon
直子は急に眼を堅く閉じ、首を曲げ、息をつめて顔中を 皺 にした。そしてそれを両手で 被うと、いきなり 突伏 し、声をあげて烈しく泣き出した。
直哉, 志賀「暗夜行路 (新潮文庫)」に収録 amazon
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「動作・仕草・クセ」カテゴリからランダム5
涙がまるで馬鹿のように流れている。
林芙美子 / 新版 放浪記
臼歯に力を軽くこめると、旨味のあるエキスがじゅっと流れ出て口いっぱいにひろがる。前歯で食いちぎり、奥歯で噛む。《…略…》形のあるものを口の中で噛む。噛んで噛んで、また噛む。何もかもがつき砕かれ、すりつぶされ、口の中で溶岩のようにとろけて、甘い味が出てくるまで、噛んで噛んで、また噛む。そして、ゆっくりと呑みくだす。
中島 らも / 今夜、すベてのバーで amazon
するすると猿のように梯子(はしご)をのぼって行く
安岡 章太郎 / 質屋の女房 amazon
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じめじめと泣き出す。
林芙美子 / 新版 放浪記
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