TOP > 人物表現 > 表情・顔に表れた気持ち > あざ笑う・あきれて笑う
──不老不死の妙薬か── 愚かしさを通り過ぎて、黒々とした笑いが込みあげて来る。
阿刀田 高 / サン・ジェルマン伯爵考「ナポレオン狂 (講談社文庫)」に収録 ページ位置:49% 作品を確認(amazon)
この表現が分類されたカテゴリ
あざ笑う・あきれて笑う
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
......と願って……。 ──さて、どうしたものか── 私は広いロビイをゆっくりと一廻りしたが、そのまま帰る気にもなれず、ラウンジの片隅に腰をおろしてビールを注文した。 ──不老不死の妙薬か── 愚かしさを通り過ぎて、黒々とした笑いが込みあげて来る。錬金術の時代ならばいざ知らず現代では冗談にもなりにくいテーマではないか。親父はいったいなにを考えていたのだろう? シャンデリアの下に亜麻色に濁ったグラスをかざし......
ここに意味を表示
あざ笑う・あきれて笑うの表現・描写・類語(嫌いのカテゴリ)の一覧 ランダム5
意地悪な光をたたえた笑み
綿矢 りさ / 亜美ちゃんは美人「かわいそうだね? (文春文庫)」に収録 amazon
眉を顰 めながら、嘲笑 つた。
芥川龍之介 / 芋粥
わたしを凝視して口もとに憐れむような悲しい微笑を浮かべた。
小池真理子「愛するということ (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
このカテゴリを全部見る
「嫌い」カテゴリからランダム5
「安心する」カテゴリからランダム5
ぶわあ、と、携帯から生ぬるい空気が吐きだされてきそうなほど、大きな溜息の音がした。
村田 沙耶香「コンビニ人間」に収録 amazon
「表情・顔に表れた気持ち」カテゴリからランダム5
微笑もうとしたようだったが、頬が震えてうまく笑えなかった。
平野啓一郎「ある男」に収録 amazon
目を伏せてかすかに笑みを湛えている仏像のような顔
倉橋 由美子 / 倉橋由美子の怪奇掌篇 amazon
「笑う・笑み」カテゴリからランダム5
如月は上を向き、けたけたと空を突くように笑ったけれど、睦月は、いつも笑みを隠すように視線を地に向けて笑っていた。
あさの あつこ「ガールズ・ブルー (文春文庫)」に収録 amazon
野イチゴをつみに森へやって来た少女のように微笑みを浮かべる
大原 まり子 / イル&クラムジー物語 amazon
口を三角にゆがめて、背のびするように、無遠慮に大きく笑った。
小林多喜二 / 蟹工船
同じカテゴリの表現一覧
嫌い の表現の一覧
安心する の表現の一覧
表情・顔に表れた気持ち の表現の一覧
笑う・笑み の表現の一覧
感情表現 大カテゴリ