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しばらくは呆然 として瘧 の落ちた病人のように坐っていた
夏目漱石 / 吾輩は猫である ページ位置:21% 作品を確認(青空文庫)
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呆れる・驚きで呆然
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前後の文章を含んだ引用
......ずまいを直す。偉大なる鼻がますます異彩を放って、迷亭も主人も有れども無きがごとき有様である。 主人は無論、さすがの迷亭もこの不意撃 には胆 を抜かれたものと見えて、しばらくは呆然 として瘧 の落ちた病人のように坐っていたが、驚愕 の箍 がゆるんでだんだん持前の本態に復すると共に、滑稽と云う感じが一度に吶喊 してくる。両人 は申し合せたごとく「ハハハハハ」と笑い崩れる。鼻子ばかりは少し当......
単語の意味
瘧(おこり)
暫く・姑く・須臾(しばらく)
瘧・・・一定の時間をおいて発熱したり冷めたりを繰り返す病気。間欠(かんけつ)熱。
暫く・姑く・須臾・・・1.長いと感じるほどではないが、すぐともいえないほどの時間。ちょっとの間。一時的。
2.ちょっと待った!
2.ちょっと待った!
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呆れる・驚きで呆然の表現・描写・類語(驚きのカテゴリ)の一覧 ランダム5
私は言いかけの言葉を口の中に入れたまま、ばかみたいに突っ立っている。
新海 誠「小説 君の名は。 (角川文庫)」に収録 amazon
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「驚き」カテゴリからランダム5
アッと驚きの小さな声をあげた。
梶井基次郎 / 愛撫
「任意同行だと──」 重藤が眉を上げた。
翔田 寛「真犯人 (小学館文庫)」に収録 amazon
「気分が晴れない・落ち込む」カテゴリからランダム5
体じゅう非常にだるかった。――床から体を持ち上げるはりが抜けていた。
宮本百合子 / 伸子
北の国の海を見るような暗い表情
大仏 次郎 / 冬の紳士 amazon
ソファに腰を下ろすと、放心したように 項垂れた。
平野 啓一郎「マチネの終わりに (文春文庫)」に収録 amazon
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