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卑しくて犬のように這いずりまわっている
林芙美子 / 新版 放浪記 ページ位置:71% 作品を確認(青空文庫)
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食いしん坊・ 食い意地が張っている
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前後の文章を含んだ引用
......ている。人類も何もあったものではない。只、モウレツに美味 いと云う感覚だけで鰯 の焼いたのにかぶりつく。小皿のなかの水びたしの菜っぱの香々。 いつまでも私は不安だ。卑しくて犬のように這いずりまわっているくせに、もう、死んでしまいたいと思うくせに、誰かをだましてやろうと思っているくせに、私には何の力もない。袖口も、襟 もとも垢 でぴかぴか光っている。いっそ裸で歩きた......
単語の意味
卑しむ(いやしむ)
犬・狗(いぬ)
卑しむ・・・1.品のない、劣ったものとして、馬鹿にすること。軽蔑する。さげすむ。
2.いつまでも満足せずに、金銭や食べ物などを求め続けること。貪欲でいる。
2.いつまでも満足せずに、金銭や食べ物などを求め続けること。貪欲でいる。
犬・狗・・・1.イヌ科の哺乳動物。大昔から人間に飼育されてきた家畜。従順で賢く、家やヒツジの番をしたり、犯人捜査や目や耳の不自由な人の導いたりもできる。
2.(あちこちとかぎ回るところから)他人の秘密などをかぎ回って報告する者。スパイ。まわしもの。間者(かんじゃ)。
2.(あちこちとかぎ回るところから)他人の秘密などをかぎ回って報告する者。スパイ。まわしもの。間者(かんじゃ)。
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卑しくて犬のように這いずりまわっている
林芙美子 / 新版 放浪記
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