(ラリる)おれは、頭の中いっぱいに石綿がびっしり詰まったような感じだ。考えることもできないし、状況把握もできない。 子供の頃、よく体を独楽のように回して、終わった後のふらふらの状態を面白がった。ラリるというのは、あの酩酊がずっと持続しているようなものだ。シンナーの酔いも、それによく似ている。アルコールでは、後におれはぶっ倒れて天井がくるくるまわっているのを何度も見たことがある。
中島 らも / 今夜、すベてのバーで 作品を確認(amazon)
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酒に酔う・酔っ払う
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単語の意味
体(からだ)
体・・・頭・胴・手足など、肉体全体をまとめていう言葉。頭からつま先までの肉体の全部。身体。体躯。五体。健康。体力。
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酒に酔う・酔っ払うの表現・描写・類語(その他の気分のカテゴリ)の一覧 ランダム5
酒で赤黒くなった日焼けした顔
野間 宏「真空地帯(新潮文庫)」に収録 amazon
夫は 泥酔 して帰ってきたが、どこに服を置き忘れてきたのか下着一枚の姿だった。
宮本 輝 / 螢川「螢川・泥の河(新潮文庫)」に収録 amazon
(酔った声)酔いのせいで、いっそう潤んだ弦の音色が声に滲む。
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
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僕はずいぶん長いあいだそこにじっとしていたのだと思う。どれくらいの時間その金網にもたれかかっていたのか、僕にはわからない。僕はひどく眠くて頭がぼんやりとしていたし、殆んど何も考えずに鳥の石像の影のあたりをじっと眺めていたからだ。 あるいは僕は何かを考えていたのかもしれない。しかしもしそうだとしても、その作業は僕の意識の領域から外れた場所で行われていた。現象的には僕は草の葉の上に落ちた鳥の影をじっと見つめていただけだった。
村上春樹 / ねじまき鳥と火曜日の女たち「パン屋再襲撃 (文春文庫)」に収録 amazon
ビールの酔いが 醒め、頭が痛く、何度も 欠伸 が出た。
宮本 輝「道頓堀川(新潮文庫)」に収録 amazon
姉の神経が陣痛のためにどんなふうにずたずたにされるのか、考えると怖い。
小川 洋子「妊娠カレンダー (文春文庫)」に収録 amazon
吉川英治 / 無宿人国記
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