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(うどんを)食べている途中から、身体が温まったせいかまた涙が溢れ出てくる。俯くと鼻腔にまで流れ込んで喉がふさがってしまう。
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 ページ位置:76% 作品を確認(amazon)
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泣く・涙を流す
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前後の文章を含んだ引用
......。話は後にしてさき食べよ」 陣治は箸を割って、運ばれてきた天婦羅うどんにさっさと口をつける。頬張ったものを噛みながら、十和子が食べはじめるのをじっと見ている。 食べている途中から、身体が温まったせいかまた涙が溢れ出てくる。俯くと鼻腔にまで流れ込んで喉がふさがってしまう。それでもどんぶりの半分ほどは何とか胃に流し込む。 途中で噎せることもなく、差し歯もはずれず、瞬く間に平らげた陣治は、しつこく楊枝を使いながらチャッ、チャッ、とい......
単語の意味
鼻腔(びこう・びくう)
身体(しんたい)
鼻腔・・・鼻の穴の中。鼻の奥の喉に近い部分。鼻で呼吸したときの、空気の通り道。「腔」は、「体内で空になっている所」をあらわす字。
身体・・・人のからだ。肉体。
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涙がとめどなく 溢れ、吾郎は獣のように 哮 えながら泣いた。
浅田次郎 / ラブ・レター「鉄道員(ぽっぽや) (集英社文庫)」に収録 amazon
涙が搾るように頬を伝って来ました。
井上 靖 / 猟銃「猟銃・闘牛 (1974年) (井上靖小説全集〈1〉)」に収録 amazon
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こんな筈ではなかったと涙が火のように溢 れていた。
林芙美子 / 新版 放浪記
体を震わせて泣きつづけ
川上 未映子「乳と卵(らん) (文春文庫)」に収録 amazon
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