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秋風にがたつく戸が細目にあいてる間から吹き込んだと見えてランプはいつのにか消えている
夏目漱石 / 吾輩は猫である ページ位置:99% 作品を確認(青空文庫)
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隙間風・風が室内に入る
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前後の文章を含んだ引用
......断をすると猫もそんな窮屈な世に生れなくてはならなくなる。恐るべき事だ。何だか気がくさくさして来た。三平君のビールでも飲んでちと景気をつけてやろう。  勝手へ廻る。秋風にがたつく戸が細目にあいてる間から吹き込んだと見えてランプはいつのにか消えているが、月夜と思われて窓から影がさす。コップが盆の上に三つ並んで、その二つに茶色の水が半分ほどたまっている。硝子ガラスの中のものは湯でも冷たい気がする。まして夜寒の月影に......
単語の意味
秋風(あきかぜ・しゅうふう)
細目(ほそめ)
秋風・・・1.秋になって吹く風。
2.男女間の愛情が冷めて相手が嫌になること。秋風が吹く。
細目・・・1 細くひらいた目。わずかにあけた目。薄目(うすめ)。
2 細くした編んだ目。細く織った目。
3.どちらかといえば細いほうであること。また、そのさま。
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爽やかな夜風が波のように荒く吹き込み、よどんだ部屋の空気がすがすがしく交りあう。
林 芙美子 / 茶色の目「林芙美子全集〈第15巻〉茶色の目 (1952年)」に収録 amazon
少し開けた窓から、涼しい風が入ってきていた。
吉本 ばなな「N・P (角川文庫)」に収録 amazon
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黒い幌が風で僅かにしなる。
羽田 圭介「ミート・ザ・ビート (文春文庫)」に収録 amazon
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