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夢の中にでもいるように、雪明かりが物の形を朧げに浮かび上がらせる
福永 武彦 / 風のかたみ 作品を確認(amazon)
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雪景色・銀世界
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単語の意味
朧げ(おぼろげ)
雪明かり(ゆきあかり)
朧げ・・・ボーっとしてはっきりしない。不確かなさま。
雪明かり・・・積もった雪からの光の反射で、夜もあたりが薄明るく見えること。
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空気はきりっとして澄み渡り、街角のいたるところに蟻塚のようにつみあげられ、排気ガスで灰色に染まった雪も、夜の街の光の下では清潔で、幻想的にさえ見えた。
村上 春樹 / ダンス・ダンス・ダンス(上) amazon
大看板が、小降りになった雪の中で煙っていた。
宮本 輝 / 螢川「螢川・泥の河(新潮文庫)」に収録 amazon
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冬の吹雪する日は白い沙漠のような往来
森田 たま / もめん随筆 amazon
霰が二三度ふってきてから、国境の山々の姿は日に深く、削り立てたような、厚い積雪の重みに輝いていた。
室生犀星 / 性に眼覚める頃 amazon
門柱の上に、雪が伏せた 椀 のようになって積もっていた。
宮本 輝 / 螢川「螢川・泥の河(新潮文庫)」に収録 amazon
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