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永遠に人目に触れずしてかつ降り、かつ消えてはまた降り積む、あの北地の奥のしら雪のように、その白さには、その果敢はかなさの為めにかえってゆるめようもない究極のつよい張りがあった。
岡本かの子 / 雛妓 ページ位置:84% 作品を確認(青空文庫)
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色白・肌の白さ
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前後の文章を含んだ引用
......の利いた図案である。  こうは見て来るものの、しかし、この衣裳いしょうに覆われた雛妓の中身も決して衣裳に負けているものではなかった。わたくしは襟元から顔を見上げて行く。  永遠に人目に触れずしてかつ降り、かつ消えてはまた降り積む、あの北地の奥のしら雪のように、その白さには、その果敢はかなさの為めにかえってゆるめようもない究極のつよい張りがあった。つまんだ程の顎尖あごさきから、丸い顔の半へかけて、人をたばかって、人はむしろそのたばかられることをよろこぶような、上質の蠱惑こわくの影が控目にさしのぞいている。澄していても何となく微......
単語の意味
弛む2(たゆむ)
勁い(つよい)
永遠(えいえん・とわ)
弛む2・・・いやになって、心の緊張がゆるむ。努力を怠る。なまける。
勁い・・・「強い」と同じ。
永遠・・・ある状態が果てしなく続くこと。物事が変化しないこと。無窮(むきゅう)。永久(えいきゅう)。
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