今までに味わったことのない多幸感が手足の先にまでみなぎって、知らぬ間に微笑んでいる。
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 ページ位置:94% 作品を確認(amazon)
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幸せ・満足な気持ち
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......じないをする。バッグに手を入れて硬い柄を握り締めたとき、眼球の内側で真っ白な閃光が炸裂して、この場所と、このときと、十和子とが完全にひとつに結ばれるのを感じる。今までに味わったことのない多幸感が手足の先にまでみなぎって、知らぬ間に微笑んでいる。 石段の近くまで来ると、水島は腕をほどいて十和子の前に立つ。狭い階段を並んで下りることはできない。前を行く水島との間が少し開いてしまう。追いつかなければ、ちゃん......
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(幸せな日々)春が過ぎていく間、麻酔剤の作用で鈍磨した痛覚とでもいうべきものが十和子を包み込んでいたが、それはどことなく淡い幸せに似ていた。
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
次の朝になって自分が死んで見いだされようとも満足だと思った。
有島武郎 / 或る女
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好もしいものを見るという幸福な顔
岡本かの子 / 巴里祭
子供のように幸福
有島武郎 / 或る女
深く内から押し広げられてゆくような幸福
平野 啓一郎「マチネの終わりに (文春文庫)」に収録 amazon
ほんの些細 なことがその日の幸福を左右する。
梶井基次郎 / 城のある町にて
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