鞭で宙を切るような鋭い汽笛
武田 泰淳 / 風媒花 作品を確認(amazon)
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汽笛
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単語の意味
汽笛(きてき)
汽笛・・・機関車や蒸気船などの、蒸気を吹き込んで音を出す笛。
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汽笛の表現・描写・類語(音の響きのカテゴリ)の一覧 ランダム5
汽笛が、間を置いてヒュウ、ヒュウと聞えた。
小林多喜二 / 蟹工船
遠ざかった上り列車から、また汽笛が微かに聞こえた
城山三郎 / 辛酸 amazon
ぼうぼうと耳の底へいやに響く汽笛を頻りにならしながら
直哉, 志賀「暗夜行路 (新潮文庫)」に収録 amazon
けたたましい鉄工所の非常汽笛が鳴り響いた。
梶井基次郎 / 海 断片
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「音の響き」カテゴリからランダム5
(ピアノ)低音は重いハンマーで叩くように、高音は猫の足が歩くように、音と音とが絡み合いもつれあう
五木 寛之 / 海を見ていたジョニー amazon
(雨は)板屋根にも単調でもの憂げな音をたてる。
遠藤周作「沈黙(新潮文庫)」に収録 amazon
波の音かと思われる鼓(つづみ)や太鼓が浜風に伝わった。
徳田 秋声 / 縮図 amazon
「乗り物」カテゴリからランダム5
職工達と逃げたランチの間は 只一筋の白い水煙に消されてしまう。
林芙美子 / 新版 放浪記
酒の匂いのする酒荷船
林芙美子 / 新版 放浪記
火が燃え立つように、ちらりちらり白い波頭 が立っては消え、消えては立ちして、瞬間ごとに高さを増して行った。吹き荒れる風すらがそのためにさえぎりとめられて、船の周囲には気味の悪い静かさが満ち広がった。それを見るにつけても波の反対の側をひた押しに押す風の激しさ強さが思いやられた。
有島武郎 / 生まれいずる悩み
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