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初夏の風がそよそよと彼を吹いた。青葉の揮発性の匂いがした。
岡本かの子 / 金魚撩乱 ページ位置:73% 作品を確認(青空文庫)
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前後の文章を含んだ引用
......世界の誰も知らないのだ。彼は寂しい狭い感慨かんがいふけった。彼は郡山の古道具屋で見付けた「神魚華鬘之図しんぎょけまんのず」を額縁に入れて壁に釣りかけ、縁側に椅子いすを出して、そこから眺めた。初夏の風がそよそよと彼を吹いた。青葉の揮発性の匂いがした。ふと彼は湖畔の試験所に飼われてある中老美人のキャリコを新らしい飼手がうまく養っているかが気になった。 「あんなふるいものは見殺しにするほどの度胸がなければ、新しいも......
単語の意味
揮発(きはつ)
揮発性(きはつせい)
青葉(あおば)
初夏(しょか・はつなつ)
揮発・・・常温で液体が気体になること。
揮発性・・・常温で液体が気体になる性質。
青葉・・・青々とした草木の葉。とくに、初夏のころの青々とした木の葉。新緑。
初夏・・・ 夏の初め。陰暦4月の異名。孟夏(もうか)。首夏(しゅか)。
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