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ざわめきが、ぱたりと潮騒を聞かなくなった後の空虚のように耳もとに残る
島尾 敏雄 / 出孤島記 作品を確認(amazon)
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耳に残る・音声を覚えている
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単語の意味
潮騒(しおさい・しおざい)
耳元・耳許(みみもと)
潮騒・・・潮が満ちてくるときの、騒ぎ立つ波の音。寄せては返す波の音。
耳元・耳許・・・耳の根もと。耳のそば。耳のすぐ近く。耳許の「許」は、「近く」「そば」を意味する。
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耳に残る・音声を覚えているの表現・描写・類語(記憶のカテゴリ)の一覧 ランダム5
その声は今でも耳の奥に響いている。
阿刀田 高 / ゴルフ事始め「ナポレオン狂 (講談社文庫)」に収録 amazon
「金が手を焼くように思いはしませんか」との古藤のいった言葉が妙に耳に残った。
有島武郎 / 或る女
ナツ先輩の声が耳の中でくるりと転がる。
朝井 リョウ / 僕は魔法が使えない「もういちど生まれる (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
不気味な電話のことを思い出す。粘りつくあの声は耳にこびりついている。
伊坂 幸太郎 / オーデュボンの祈り amazon
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(カセットデッキのボタンを押したが録音されていなかったという記憶)ずっと記憶の底に沈んでいたにもかかわらず、人差し指に残るボタンの手触りも、デッキから流れる無音の気配も、浮上してくる感覚はひどく生々しかった。
小川 洋子 / 一つの歌を分け合う「口笛の上手な白雪姫」に収録 amazon
小学校の頃の記憶と違う光景なので、昔を思い出しながら走ると、記憶と視界がかみ合わなくてちかちかする。
村田 沙耶香「しろいろの街の、その骨の体温の」に収録 amazon
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