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(贋作)画面の力が弱いですよ。なるほどファン・ダイクの筆ぐせはうまく似せてありますがね。だが、ぐっと迫ってくるものがない。真物のみが持つ迫力がありませんよ。
松本 清張 / 美の虚像「松本清張ジャンル別作品集(3) 美術ミステリ (双葉文庫)」に収録 ページ位置:17% 作品を確認(amazon)
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真似る・まねする・模倣する
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前後の文章を含んだ引用
......ある。ファン・ダイクの素描偽作説を持出したのもその挑戦だろうかと都久井は思った。「あれが偽作というのは、どういう根拠からですか?」 都久井は当然の質問をした。「画面の力が弱いですよ。なるほどファン・ダイクの筆ぐせはうまく似せてありますがね。だが、ぐっと迫ってくるものがない。真物のみが持つ迫力がありませんよ。ぼくは実はあれを最初に見たのが、あんたのところの展覧会でしたな。そのときも首をかしげたんです。だが、これは自分の眼が悪いのかもしれない。なにしろ、遠屋先生自筆の......
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先にたつものにならう雁のように、みんなも同じほうを見た。
壺井 栄 / 二十四の瞳 amazon
ほととぎすの声をてっぺんかけたかと聞くように(音を声で真似る)
梶井基次郎 / 橡の花
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万年筆がかれの指に握りしめられて性器のように汗ばんでくる。
大江 健三郎 / われらの時代 amazon
こくこくと搾りたての牛乳を飲むように読んでいった。
森田 たま / もめん随筆 amazon
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