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私の返事が室 の中で「ウワ――ン」と反響して消え失せた
夢野久作 / ドグラ・マグラ ページ位置:74% 作品を確認(青空文庫)
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こだま・やまびこ・反響する
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......も知れない。それともツイ今しがた失神しかけた時に飲まされたウイスキーが、この時やっと、本当の利き目を現わして来たのであったかも知れないが、いずれにしてもこの時に、私の返事が室 の中で「ウワ――ン」と反響して消え失せたのを耳にすると急に勇気付けられたような気持ちになりつつ、熱い茶を一杯グッと飲み込んだ……が、その又お茶の美味 しかった事……舌から食道へと煮え伝わって行く芳 ばしい......
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「君の、名前は?」 その声は、こだまとなって夜の山に響く。虚空に繰り返し問いかけながら、すこしずつ小さくなっていく。 やがて、無音が降りてくる。
新海 誠「小説 君の名は。 (角川文庫)」に収録 amazon
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外の騒ぎが、祭りに興じる見物人たちのどよめきのように聞こえる
藤本 義一 / やさぐれ刑事 amazon
静かな夜の空気を破って、バチャーンと大地を打つ音が響く
山本 有三 / 波 amazon
大地の声が、愛子の耳の中にある空洞を優しく埋める。
朝井 リョウ「武道館 (文春文庫)」に収録 amazon
ラジオ・カセットはつけっ放しになっていて、スピーカーからは僕の知らないハード・ロックが小さな音で流れていた。
村上春樹 / ねじまき鳥と火曜日の女たち「パン屋再襲撃 (文春文庫)」に収録 amazon
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