車から外に出た。風が、待っていたかのように京子の首筋を触る。
伊坂 幸太郎 / ラッシュライフ ページ位置:74% 作品を確認(amazon)
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風
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前後の文章を含んだ引用
......再度、確認をする。「ああ」ハンドルを握ったままの青山が言う。おもむろに車のライトを消して、シートベルトを外した。京子もベルトを外し、首を回す。 二人はそのまま、車から外に出た。風が、待っていたかのように京子の首筋を触る。 街灯が等間隔に立っていて、ひとしなみにあたりを照らしているが、さほど明るいわけではない。 青山と車を挟んで向かい合った。人を撥ねた車がここまで無事に動いたのは......
単語の意味
首筋・頸筋(くびすじ)
首筋・頸筋・・・首の両側から後部にわたる部分。首の後ろ側の部分。項(うなじ)。襟首(えりくび)。首根っ子・頸根っ子(くびねっこ)。
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風の表現・描写・類語(風のカテゴリ)の一覧 ランダム5
崖の花をなめて行く海風のように、野の風が首筋へ滑って行く
武田 泰淳 / 風媒花 amazon
風が目に入り涙が流れて、見上げた空は遠くで晴れている。
綿矢 りさ / 仲良くしようか「勝手にふるえてろ (文春文庫)」に収録 amazon
車から外に出た。風が、待っていたかのように京子の首筋を触る。
伊坂 幸太郎 / ラッシュライフ amazon
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「風」カテゴリからランダム5
寒い風が 刈田 を 渡って 吹いた。
志賀 直哉 / 山科の記憶「城の崎にて・小僧の神様 (角川文庫)」に収録 amazon
胸の中をふきぬけるような風の音
梅崎 春生 / 桜島 amazon
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