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心の中みたいに真っ白な病院
朝井 リョウ / 僕は魔法が使えない「もういちど生まれる (幻冬舎文庫)」に収録 ページ位置:63% 作品を確認(amazon)
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白色(白い)
頭の中が真っ白・茫然自失
病院
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前後の文章を含んだ引用
......が流れて、父さんの事故死を知らされた。俺はその日を最後に、着信メロディを変えた。 電話を受けたその場で混乱してしまった俺を見て、友達は病院までついてきてくれた。心の中みたいに真っ白な病院で、母さんは泣いていて、俺は立ち尽くしてしまって、友達は俺の背中をずっとずっと撫でてくれていた。 撫でられている分だけある背中は、父さんの背中よりもずっとずっと......
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白は画用紙の色で、おれたちがどんな色にも塗れる
村田 沙耶香「しろいろの街の、その骨の体温の」に収録 amazon
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頭の中が真っ白・茫然自失の表現・描写・類語(思考・頭の中の状態のカテゴリ)の一覧 ランダム5
尋恵は受話器を持ったまま、静かなリビングの中、一人放心した。一方的な罵声に力を奪われてしまっていた。
雫井 脩介「火の粉 (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
(頭が真っ白で何も聞こえない状態からの回復)彼女を包んでいた空白が消滅し、栓がとれたみたいにまわりの騒音が一挙に戻ってきた。
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 3 amazon
夢野久作 / ドグラ・マグラ
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海岸から道路をひとつ隔てた広い敷地に、その療養所は建っていた。もともとは財閥関係者の別荘だったものが、生命保険会社の厚生施設として買い取られ、それがまた近年になって主に認知症患者を扱う療養所に変えられた。だから古い趣のある木造の建物と、新しい三階建ての鉄筋の建物が混在して、見るものにいくぶんちぐはぐな印象を与える。
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 2 amazon
(病院は古めかしい木造の建物で)病院特有の強い消毒液の匂いはなく、そのかわり汗と果実のまじりあったような臭気に満ちていた。
宮本 輝 / 螢川「螢川・泥の河(新潮文庫)」に収録 amazon
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ふと姉の姿が物の匂いのように心に浮ぶ。
鈴木 三重吉 / 山彦「千鳥 他四篇 (岩波文庫)」に収録 amazon
薄紙を剥ぐように少しずつわかりはじめる
中 勘助 / 銀の匙 amazon
(白痴)かの女が二十歳近くも年齢の違う規矩男と歩いていて殆 ど年齢の差も感ぜず、また対者にもそれを感ぜしめない範囲の交感状態も、かの女の稚純な白痴性がかの女の自他に与える一種の麻痺状態 ではなかろうか
岡本かの子 / 母子叙情
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ひんやりした空気が歓楽街の臭気を濁らせたり消したりしている
宮本輝 / 道頓堀川 amazon
(船宿みたいな宿屋から)白樺荘に移って来たと云うのは、驢馬(ろば)を豚に乗り替えたも同然
小沼 丹 / 白孔雀のいるホテル (1955年) amazon
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手術室は思っていたよりもずっと素っ気ない小部屋で、壁も天井も床も機材も全部セメント色だ。
小川洋子 / 完璧な病室「完璧な病室 (中公文庫)」に収録 amazon
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