TOP > 暮らしの表現 > 暮らし・生活 > だらだら暮らす
ただ、朝から晩まで二階の三畳のこたつにもぐって、古雑誌なんか読んで阿呆同然のくらしをしている
太宰治 / 人間失格 ページ位置:53% 作品を確認(青空文庫)
この表現が分類されたカテゴリ
だらだら暮らす
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
......、つまり、女の後を追ってまた海へ飛び込んだりする危険があると見てとっているらしく、自分の外出を固く禁じているのでした。けれども、酒も飲めないし、煙草も吸えないし、ただ、朝から晩まで二階の三畳のこたつにもぐって、古雑誌なんか読んで阿呆同然のくらしをしている自分には、自殺の気力さえ失われていました。 ヒラメの家は、大久保の医専の近くにあり、書画骨董商、青竜園、だなどと看板の文字だけは相当に気張っていても、一棟二戸......
ここに意味を表示
だらだら暮らすの表現・描写・類語(暮らし・生活のカテゴリ)の一覧 ランダム5
毎日、昼過ぎに起きても特にやることがなく、 煎餅布団に寝そべったまま天井の木目を飽きるまで眺める。
又吉直樹「劇場(新潮文庫)」に収録 amazon
部活やバイトが始まる時間までだらだらと教室に残っているクラスメイトたちは、転がり込んできた膨大な自由時間を、少しずつ、かつ贅沢に舐め溶かしているように見える。
朝井 リョウ「武道館 (文春文庫)」に収録 amazon
なんの展望もなくじりじりと枯れてゆくように日々は過ぎてゆく。
吉本 ばなな / ムーンライト・シャドウ「キッチン (角川文庫)」に収録 amazon
見るとはなく就職情報誌をめくっていた。ここ数日間は強い虚脱感の前に何もしない日々が続いていた
雫井 脩介「火の粉 (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
このカテゴリを全部見る
「暮らし・生活」カテゴリからランダム5
退屈な、救いのない、枯野のようなあけくれ
久保田 万太郎 / 末枯「末枯/続末枯/露芝 (岩波文庫 緑 65-2)」に収録 amazon
生活が、ボール紙細工の家のように崩れる
中村 真一郎 / 夜半楽 amazon
穏かな午後の時間を、鼠(人名)は籐椅子の上で送った。ぼんやりと目を閉じると、緩やかな水の流れのように時が彼の体を通り抜けていくのが感じられる。
村上 春樹「1973年のピンボール (講談社文庫)」に収録 amazon
二人の教員で一室を分け合っている
雫井 脩介「火の粉 (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
同じカテゴリの表現一覧
暮らし・生活 の表現の一覧
暮らしの表現 大カテゴリ