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木に竹をいだような事を云う。
夏目漱石 / 吾輩は猫である ページ位置:26% 作品を確認(青空文庫)
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不自然・わざとらしい
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......ころが大違さ。その御母堂なるものが偉大なる鼻の所有ぬしでね……」迷亭がなかば言い懸けると、主人が「おい君、僕はさっきから、あの鼻について俳体詩はいたいしを考えているんだがね」と木に竹をいだような事を云う。隣のへやで妻君がくすくす笑い出す。「随分君も呑気のんきだなあ出来たのかい」「少し出来た。第一句がこの顔に鼻祭りと云うのだ」「それから?」「次がこの鼻に神酒供えというのさ......
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