心臓の鼓動のように規則正しい吐息
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ため息・吐息
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単語の意味
吐息(といき)
吐息・・・落胆したり、緊張がゆるんだりしたときに思わず吐く、大きな息。ため息。
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夢中にしては溜息に実感がこもりすぎていた。
宮本百合子 / 伸子
なるほどな。もう一度、深呼吸とともに思う。なるほどな。吐き出す息が、ため息の重さになる。
重松 清「流星ワゴン (講談社文庫)」に収録 amazon
にらみつけるような目をしてぱつぱつとした唇の隙間から鋭く短い息を吐いた。まるで目に見えるようなとがった息。
川上 未映子 / あなたたちの恋愛は瀕死「乳と卵(らん) (文春文庫)」に収録 amazon
ふう、とわざわざ声に出して肺の中身をすっかり出してしまうようなわざとらしいため息をついて
川上 未映子 / あなたたちの恋愛は瀕死「乳と卵(らん) (文春文庫)」に収録 amazon
その上に字が書けそうなくらいぽっかりとした白い息
村上 春樹 / ダンス・ダンス・ダンス(上) amazon
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殺意が朝の海風のように胸を吹き抜ける
三島 由紀夫 / 午後の曳航 amazon
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裸でいるような、そんな解放感
吉田修一「悪人」に収録 amazon
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百メートルを全力疾走した後のように息が上がっている
横山 秀夫「クライマーズ・ハイ (文春文庫)」に収録 amazon
細く長い息を糸のように吐く。
久保田 万太郎 / うしろかげ「市井人・うしろかげ (1950年)」に収録 amazon
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