ザイルにつながれた三人のパーティーが、尺取り虫の弛張匍匐(しちょうほふく)前進のように規則正しい間隔前進法によって、最後の岩場をつめて行く
新田 次郎 / 縦走路 作品を確認(amazon)
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登山・山登り
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単語の意味
尺取(しゃくとり)
尺取・・・「尺取虫(しゃくとりむし)」の略。シャクガ科のガの幼虫の総称。移動する際に屈伸するさまが、指で尺をとるのに似ているのが名前の由来。尺蠖(おぎむし)。寸取虫(すんとりむし)。杖突虫(つえつきむし)。
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(雪山を)蟻 の 這うように登って行く
志賀 直哉 / 焚火「城の崎にて・小僧の神様 (角川文庫)」に収録 amazon
山頂が近づくにつれ、木の高さが低くなり、ごつごつとした岩肌が現れだした。
湊 かなえ「花の鎖 (文春文庫)」に収録 amazon
魔女の跨 った箒 のように、自動車は私を高い空へ運んだ。
梶井基次郎 / 冬の蠅
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夕暮れの闇はずいぶん深くなっていた。柴の上に散らばった白いゴルフ・ボールは籠いっぱいの関節の骨を撒き散らしたみたいに見えた。
村上 春樹 / ダンス・ダンス・ダンス(上) amazon
(ファウルボールが客席に飛んできて危険な目に遭う)ボールが落下をはじめた瞬間、これは決して優雅な打球などではないと悟った。止めようもなく見る見るスピードは増し、風を切り、長い旅を経て宇宙から落下してくるもののような熱気を撒き散らしていた。
小川洋子「博士の愛した数式 (新潮文庫)」に収録 amazon
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