落葉もつもる初冬の寒さ
石井 好子「巴里の空の下オムレツのにおいは流れる (河出文庫)」に収録 ページ位置:96% 作品を確認(amazon)
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初冬・冬の始まり
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前後の文章を含んだ引用
......そそるといえるだろう。*はじめてイタリアのローマに行ったのも十年前、やはり三週間の契約でミュージックホールに歌いに行ったときのことだ。十月で、パリはもうそろそろ落葉もつもる初冬の寒さだったが、ローマは明るい青空で、美しい秋だった。イタリアといえばスパゲティ、マカロニの国とだれでもすぐ思う。たしかにその通りで、スパゲティ、マカロニなどのめん類......
単語の意味
初冬(しょとう・はつふゆ)
初冬・・・冬の初め。陰暦10月の異名。孟冬(もうとう)。
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初冬・冬の始まりの表現・描写・類語(冬のカテゴリ)の一覧 ランダム5
初冬の冷く粒立った空気が、爽かな陽光を含んで冴え返っていた
五木寛之 / 夜の斧 amazon
短い秋を見限ってテラスの真ん中の丸暖炉と、角隅を囲う硝子屏風はもう季節の冬に対しての武装だ。
岡本かの子 / 巴里のキャフェ
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一面を覆っていた雪が溶けて、沢の水が音を立てて流れ始める春の日
永井路子 / 朱なる十字架 amazon
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