夏目漱石 / 吾輩は猫である ページ位置:45% 作品を確認(青空文庫)
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ハゲ
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前後の文章を含んだ引用
......になって眼を覚 してからが失恋でさあ」「どうかなさったんですか」「いえ別にどうもしやしませんがね。朝起きて巻煙草 をふかしながら裏の窓から見ていると、向うの筧 の傍 で、薬缶頭 が顔を洗っているんでさあ」「爺さんか婆さんか」と主人が聞く。「それがさ、僕にも識別しにくかったから、しばらく拝見していて、その薬缶がこちらを向く段になって驚ろい......
単語の意味
薬缶頭・薬鑵頭(やかんあたま)
薬缶頭・薬鑵頭・・・はげ頭。やかんのようにつるつるの頭。
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五分刈 りにした地蔵頭 までが顧みるにも足りない木のくずかなんぞのように見えた。
有島武郎 / 或る女
(風呂の排水溝に溜まった抜け毛)少しずつ削りとられていく夫の若さのようでもあり、体内から不意にほとばしり出た、生々しい男の原材のような気もした。
林 真理子 / てるてる坊主「最終便に間に合えば (文春文庫)」に収録 amazon
主人の頭は畏怖 と煩悶 のため必ず営養の不足を訴えて、金柑 とも薬缶 とも銅壺 とも変化するだろう。
夏目漱石 / 吾輩は猫である
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