行動の躊躇。重く沈んでいく日々の中に、留まっていたい感覚。そんな日々は不快であるのに、その不快さを味わっていたくなる。日々の倦怠は自分の血肉のようで、離れることがない。
中村文則 / 教団X ページ位置:1% 作品を確認(amazon)
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躊躇・ためらう
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前後の文章を含んだ引用
......。祀る神もなく、そもそも《神はいるのか?》という問いを考える会ということだった。なんだろうこれは。わけがわからない。 門を通り過ぎながら、いつもこうだ、と思う。行動の躊躇。重く沈んでいく日々の中に、留まっていたい感覚。そんな日々は不快であるのに、その不快さを味わっていたくなる。日々の倦怠は自分の血肉のようで、離れることがない。それをやめると決めたはずだった。目の前の現象に身を任せる。内面に感じ始めたこの引力だけに従う。その先に何があろうともう関係なかった。 一周し、またさっきの門が見......
単語の意味
倦怠(けんたい)
躊躇(ちゅうちょ)
倦怠・・・1.同じ物事が長く、もしくは何度も続いて、いやになる。飽きて嫌気が差すこと。
2.体や心がだるいこと。「倦怠感」
2.体や心がだるいこと。「倦怠感」
躊躇・・・気持ちに迷いがあって決断できないこと。ためらうこと。踏ん切りがつかないこと。
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そんなためらいと熱望の狭間にいて、気がつけばすでに一週間が過ぎてしまっていた
乾 くるみ / イニシエーション・ラブ amazon
ううっとあたしは唸った。決断がつかない。どうしていいか、わからない。
あさの あつこ「ガールズ・ブルー (文春文庫)」に収録 amazon
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