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(何万という小さな鳥どもが)いくかたまりもいくかたまりも鉄砲丸てっぽうだまのように川のこうの方へんで行く
宮沢賢治 / 銀河鉄道の夜 ページ位置:66% 作品を確認(青空文庫)
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前後の文章を含んだ引用
......うしろにかくすようにし、青いはたを高く高くあげてまるでオーケストラの指揮者しきしゃのようにはげしくりました。すると空中にざあっと雨のような音がして、何かまっくらなものが、いくかたまりもいくかたまりも鉄砲丸てっぽうだまのように川のこうの方へんで行くのでした。ジョバンニは思わずまどからからだを半分出して、そっちを見あげました。うつくしいうつくしい桔梗ききょういろのがらんとした空の下を、じつ何万なんまんという小さな鳥どもが、幾組いくくみ幾組いくくみ......
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