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暗い寒い港町には提灯 の火があっちこっち飛んでいた。
林芙美子 / 新版 放浪記 ページ位置:33% 作品を確認(青空文庫)
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ランプ・手に持つ明かり
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前後の文章を含んだ引用
......かしい。行李 から本を出すと、昔の私の本箱にはだいぶ恋の字がならんでいる。隣室は大工さん夫婦、お上 さんはだるま上りの白粉 の濃い女だった。今晩、町は、寒施行 なので、暗い寒い港町には提灯 の火があっちこっち飛んでいた。赤飯に油揚げを、大工さんのお上さんは白粉くさい手にいっぱいこんなものを持って来てくれた。 「おばさんは、二三日うち島へ行きなさるな?」 「この十五日が工場の勘定日じ......
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