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風が吹き出たらしく、杉森すぎもりごうごうと鳴りを立てて、枯れ葉が明るい障子に飛鳥のような影を見せながら、からからと音を立ててかわいた紙にぶつかった。
有島武郎 / 或る女(後編) ページ位置:25% 作品を確認(青空文庫)
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枯れ葉・葉が散る 障子(しょうじ)・襖(ふすま)
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前後の文章を含んだ引用
......目も珍しく曇っていた。そうして泣き入る葉子を大事そうにかかえたまま、倉地は上体を前後に揺すぶって、赤子あかごでも寝かしつけるようにした。戸外ではまた東京の初冬に特有な風が吹き出たらしく、杉森すぎもりごうごうと鳴りを立てて、枯れ葉が明るい障子に飛鳥のような影を見せながら、からからと音を立ててかわいた紙にぶつかった。それは埃立ほこりだった、寒い東京の街路を思わせた。けれども部屋へやの中は暖かだった。葉子は部屋の中が暖かなのか寒いのかさえわからなかった。ただ自分の心が幸福にさびしさに燃え......
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