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ぐるぐると同じことを考えるのをやめたい、やめよう、強くそう念じる。それなのにまた、振り出しにもどって考えはじめている。
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 ページ位置:71% 作品を確認(amazon)
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前後の文章を含んだ引用
......の間まで十和子自身さえ知らなかったことだ。しかも姓も国枝に変わっている。新しい名も、住処も、顔も、勤務先も、何ひとつ知らない人間を、どうやって探し当てたのか? ぐるぐると同じことを考えるのをやめたい、やめよう、強くそう念じる。それなのにまた、振り出しにもどって考えはじめている。陣治が殺したのか? なぜ殺したのか? どうやって殺したのか? カラスが鳴く。ここにはカラスしかいない。カラスどもはいつも群れをつくって飛びまわっている。今も数羽......
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窓ガラスにぶつかってはやかましく羽音を立てる一匹の蝿を眺めつつ、しばらく考えに耽った
筒井康隆 / 文学部唯野教授 amazon
難かしい試験の問題のようにしばらく考えて
岡本かの子 / 河明り
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(喪服のことが頭から離れない)そのうち身体中が、喪服喪服喪服喪服もふく……っていう感じに埋めつくされた。喪服が、何か不気味な生物のように次々交尾して、繁殖していったんだ。
小川洋子 / 冷めない紅茶「完璧な病室 (中公文庫)」に収録 amazon
頭の中は尾畑守誘拐事件のことで一杯だった。何か他のことに気を取られていても、いつも思念の内側に捜査記録の断片がスルリと忍び込んでくる。
翔田 寛「真犯人 (小学館文庫)」に収録 amazon
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黒い瞳 をうっとりと遠くへ投 げて何を見るでもなしに考え込 んでいる
宮沢賢治 / 銀河鉄道の夜
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倦怠感があり、どこにいても、現実が、自分からは少し遠くに感じられた。腕を伸ばせば伸ばした分、歩き出せば歩いた分だけ、世界は彼女から遠ざかった。
平野 啓一郎「マチネの終わりに (文春文庫)」に収録 amazon
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