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口ぎたなくお君さんをののしっている。
林芙美子 / 新版 放浪記 ページ位置:49% 作品を確認(青空文庫)
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悪口・批判・けなす
怒りの声・怒った口調
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前後の文章を含んだ引用
......、土間をあける音がして、御亭主が駅へ妾さんをむかいに出て行った。 「オイお君! お前もいいかげん馬鹿だよ、なめられてやがって……」 向うのはじに寝ていたお婆さんが口ぎたなくお君さんをののしっている。ああ何と云う事だろう、何と云う家族なのだろうと思う。硝子窓の向うには春の夜霧が流れていた。一緒に眠っている人達の、思い思いの苦しみが、夜更けの部屋に満ちていて、......
単語の意味
罵る(ののしる)
罵る・・・1.下品な言葉を使って相手を非難する。相手にはっきり聞こえる大声で悪口を言う。罵倒する。
2.大声でさえ叫ぶように騒ぐ。
2.大声でさえ叫ぶように騒ぐ。
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悪口・批判・けなすの表現・描写・類語(怒りのカテゴリ)の一覧 ランダム5
いまわしい言葉がロケット弾のように胸をつらぬく
ウィリアム・アイリッシュ / 黒いカーテン amazon
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怒りの声・怒った口調の表現・描写・類語(怒りのカテゴリ)の一覧 ランダム5
広域暴力団組員そのものの口調
あさの あつこ「ガールズ・ブルー〈2〉 (文春文庫)」に収録 amazon
三谷の口調には、彼に 阿諛 する気配が 微塵 もなかった。彼女はまるで、行列に急に割り込まれた人か何かのように、感情的に、本気で是永に腹を立てているのだった。
平野 啓一郎「マチネの終わりに (文春文庫)」に収録 amazon
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「怒り」カテゴリからランダム5
いけないといふやうにひどく目で叱 った
宮沢賢治 / ひかりの素足
失望と怒りを掻 き交ぜたような声をして、座敷の中から「この馬鹿野郎」と怒鳴 った。
夏目漱石 / 吾輩は猫である
口振りに棘が埋まっている
黒井 千次 / 群棲 amazon
「不満を伝える」カテゴリからランダム5
泥土(どろ)を投げつけられるような誹笑(そしり)を受けた
田村 俊子 / 木乃伊の口紅 amazon
有島武郎 / 或る女
「声・口調」カテゴリからランダム5
声がちいさいとどなられるのを恐れている声は事故をおこしたあとなので、哀れなほど大きかった。
野間 宏「真空地帯(新潮文庫)」に収録 amazon
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