馬鹿、馬鹿、馬鹿、馬鹿を千も万も叫びたいほど、いまは切ない私である。
林芙美子 / 新版 放浪記 ページ位置:11% 作品を確認(青空文庫)
この表現が分類されたカテゴリ
切ない・やるせない
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
......詩を書いて、壁に張りつけてみたものの私の心はすこしも愉しくはない。 ――スグコイカネイルカ 蒼 ぶくれのした電報用紙が、ヒラヒラと私の頭に浮かんで来るのは妙だ。 馬鹿、馬鹿、馬鹿、馬鹿を千も万も叫びたいほど、いまは切ない私である。高松の宿屋で、あのひとの電報を本当に受取った私は、嬉し涙を流していた。そうして、はち切れそうな土産物を抱いて、いま、この田端の家へ帰って来たはずだのに――。半月......
単語の意味
切ない(せつない)
叫ぶ・号ぶ(さけぶ)
切ない・・・悲しさや寂しさや恋しさで、胸がしめつけられる気持ちのこと。やりきれない思い。やるせない思い。
叫ぶ・号ぶ・・・1.何かを訴えるために、大きな声を出す。大声を発する。大声で言う。
2.世間に向かって強く主張する。強く訴える。
2.世間に向かって強く主張する。強く訴える。
ここに意味を表示
切ない・やるせないの表現・描写・類語(心が傷つくのカテゴリ)の一覧 ランダム5
病的に切ない心持になって
宮本百合子 / 伸子
このカテゴリを全部見る
「心が傷つく」カテゴリからランダム5
同じカテゴリの表現一覧
心が傷つく の表現の一覧
感情表現 大カテゴリ