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目も鼻もゆがんでいる、狡猾 らしい顔を見る
芥川龍之介 / 偸盗 ページ位置:45% 作品を確認(青空文庫)
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顔の印象(ネガティブ)
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前後の文章を含んだ引用
......ね起きた。はね起きると、すばやく倒れた遣戸 を小盾 にとって、きょろきょろ、目を左右にくばりながら、すきさえあれば、逃げようとする。――その一面に赤く地ばれのした、目も鼻もゆがんでいる、狡猾 らしい顔を見ると、太郎は、今さらのように、殺さなかったのを後悔した。が、彼はおもむろに太刀の柄から手を離すと、彼自身をあわれむように苦笑をくちびるに浮かべながら、手近の古畳の......
単語の意味
狡猾(こうかつ)
狡猾・・・自分だけ得しようと、こっそりと卑怯な手段をとること。ずる賢いこと。また、そのさま。
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仄(ほの)明るさが顔を静物のように彫る
徳永 直 / 太陽のない街 amazon
花キャベツみたいな顔
ジュール・ルナール / にんじん amazon
はんぺんのようにぺーっとした顔
岡田 なおこ / 薫ing(イング) amazon
里芋のような顔をしたおゆりさん
池波 正太郎「食卓の情景 (新潮文庫)」に収録 amazon
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「顔」カテゴリからランダム5
長い人生の労苦に唯々うちひしがれて、今にも吹き散りそうな弱々しい顔
円地文子 / 円地文子集(老桜) amazon
女子学生は、非常に老けた、疲れきった表情をしていて、それは病気の鳥のような感じだった。
大江 健三郎 / 死者の奢り amazon
世の中の裏も表も知りつくしたような渋い面がまえ
池波 正太郎 / 剣客商売 amazon
顔を燃えるくらいに赤くしました。
太宰治 / 人間失格
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