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寝息が響いて、いびきも、歯ぎしりも。でもみんなすうすうと寝ている。
吉本 ばなな「アムリタ(上) (新潮文庫)」に収録 ページ位置:94% 作品を確認(amazon)
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眠っている姿
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前後の文章を含んだ引用
......塩水っぽいやつ以外の温泉には行けないんだ。イオウがいやでね。 それ以来、そういう予言の声は聞こえてこないけれど、よく夢は見るんだ。みんなで寝ている子供時代の夢。寝息が響いて、いびきも、歯ぎしりも。でもみんなすうすうと寝ている。子供のときの寝顔で。僕はその寝顔を見て、今はみんなここにいるけれど、みんな死んでしまうんじゃあ、って、夢の中で思う。一人で残るんじゃあ、って。でも今はみんなここ......
単語の意味
寝息(ねいき)
寝息・・・眠っているときの息(=呼吸)。また、その音。
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前後不覚に寝ている。
夏目漱石 / 吾輩は猫である
梶井基次郎 / ある心の風景
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ハードでタイトな眠りだった。《…略…》固い固い鉄球の中で僕は体をくるりと丸めてリスのように深く眠っている。ビルを壊す時に使うような鉄球。中がくりぬいてある。その中で僕は眠っている。ハードでタイトでシンプルで・・・・・
村上 春樹 / ダンス・ダンス・ダンス(上) amazon
目に映るものの厚みはちゃんとある。声も耳の奥まで届いている。唇をそっと嚙んでみると、痛かった。
重松 清「流星ワゴン (講談社文庫)」に収録 amazon
折れた鉛筆のように、女達は皆ゴロゴロ眠っている
林芙美子 / 新版 放浪記
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