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山菜の種類は多い。そしていずれも独特の味がいい。
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山菜の味、おいしさを伝える表現・描写(山菜のカテゴリ)の一覧 ランダム5
もっともノーブル(高貴)な味というのは、山菜のあのほろ苦さをいうのではないか
取れたての山菜にあるほろ苦さはとても気高く、だらけたり、ほころびたりした舌を一滴の清流のように引き締めて洗ってくれる
開高健 / 開口閉口
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山菜は足で食べるのである。やっぱり体を山まで運んでやらないと本当にうまいものは食べられない。
野趣の面白さを失い、その毒々しさに背を向ける
収穫したものを台所へ運んで、土をよく落とし、水洗いしていると、個性のある新芽の温かさがわかっていじらしい
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(ぜんまいの粕漬)
春取って直ぐに粕漬けにするのでまだ薄い緑色をしていて、ぜんまいの味と酒粕の取り合せは、例えば山葵漬けなどとは全く別種の淡泊な趣があって、これは今日の酒の肴にも絶好と思われた。
吉田 健一 / 舌鼓ところどころ
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朝掘りの竹の子の香りがたまらない
春から初夏に葉の開いていない若芽を採取して食す
包丁で刻むと、パッと鮮やかな春の香りが広がる
炊き合わせは、竹の子の筒切りを大きめの鉢にたっぷり盛り込んで、噛むとさくさく小気味よく、添えられたワカメの味が利いている
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