上ばかり見ていたので、急に目線を下げて立ちくらみがした。
雫井 脩介「火の粉 (幻冬舎文庫)」に収録 ページ位置:12% 作品を確認(amazon)
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目まい
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前後の文章を含んだ引用
......せる衝撃とともにフックが外れる。蛍光灯の笠がぐらぐらと揺れる。二つ目……。何でこんなに硬いんだ。三つ目……。気がつくと顔から汗が噴き出していた。袖でそれを拭う。上ばかり見ていたので、急に目線を下げて立ちくらみがした。 汗だくになって外した古い蛍光灯を床の上に置き、新しい蛍光灯を手に取る。小さい蛍光灯の外にそれを通し、点灯管からのコードを差し込む。それからフックを力一杯引っ張......
単語の意味
目線(めせん)
目線・・・1.視線。目と、目が見ようとしているモノとを結ぶ線。目が見ている方向。見つめている方向。
2. その立場における、ものの考え方やとらえ方。
2. その立場における、ものの考え方やとらえ方。
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頭の奥が眩暈のように揺れる。
小川洋子 / 揚羽蝶が壊れる時「完璧な病室 (中公文庫)」に収録 amazon
私はそっと、月に鏡をかたぶけて見た。眉を濃く引いた私の顔が渦のようにぐるぐる廻ってゆく
林芙美子 / 新版 放浪記
自分を支える現実がゆらぐような、あの めまい
山田太一「飛ぶ夢をしばらく見ない」に収録 amazon
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晴れたり翳ったりと気持ちが不安定
綿矢 りさ「しょうがの味は熱い (文春文庫)」に収録 amazon
私があんまり酔っぱらっているので、その夜時ちゃんは淋しい眼をして私を見ていた。
林芙美子 / 新版 放浪記
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