トロッとした薄い水鼻
小林多喜二 / 蟹工船 ページ位置:53% 作品を確認(青空文庫)
この表現が分類されたカテゴリ
鼻水
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
......を描いて揺れていた。「何んだべ?」――その時、ドキッと来た。 大工は周章 たように、もう一度横を向いて「つかみ鼻」をかんだ。それが風の工合でズボンにひっかかった。トロッとした薄い水鼻だった。 「又、やってやがる」大工は涙を何度も腕で拭 いながら眼をきめた。 こっちから見ると、雨上りのような銀灰色の海をバックに、突き出ているウインチの腕、それ......
ここに意味を表示
鼻水の表現・描写・類語(鼻のカテゴリ)の一覧 ランダム5
ポケットからティッシュ・ペーパーを取り出しつまらなそうに音をたてて鼻をかんだ。
村上春樹「風の歌を聴け (講談社文庫)」に収録 amazon
太い二本の鼻汁が、膿の塊のように口の上にたれている。
野間 宏 / 崩解感覚 amazon
トロッとした薄い水鼻
小林多喜二 / 蟹工船
小林多喜二 / 蟹工船
このカテゴリを全部見る
「鼻」カテゴリからランダム5
同じカテゴリの表現一覧
鼻 の表現の一覧
人物表現 大カテゴリ