その浪音は、私の耳に、手放しに泣き叫んでいるようにも、また手放しに哄笑しているようにも、かわるがわるに聞えてくるのです。
阿部 知二 / 黒い影 (1950年) 作品を確認(amazon)
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波の音・潮騒
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単語の意味
哄笑(こうしょう)
叫ぶ・号ぶ(さけぶ)
哄笑・・・その場にいた人が一斉に大笑いすること。大きな口を開けて声高く笑うこと。
叫ぶ・号ぶ・・・1.何かを訴えるために、大きな声を出す。大声を発する。大声で言う。
2.世間に向かって強く主張する。強く訴える。
2.世間に向かって強く主張する。強く訴える。
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波の音・潮騒の表現・描写・類語(音の響きのカテゴリ)の一覧 ランダム5
心にかぶさるような波の音
阿川 弘之 / 夜の波音 amazon
沖から寄せる海嘯(かいしょう)の叫び声
三島 由紀夫 / 午後の曳航 amazon
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「音の響き」カテゴリからランダム5
空耳かと思った。しかし、波音にまぎれてそれはかすかに続いていた。
吉本ばなな / サンクチュアリ「うたかた/サンクチュアリ」に収録 amazon
石の多い川の音が円い甘さで聞こえる
川端 康成 / 雪国 amazon
(ブティックのBGM)時を 倦むようなチェロの音が、しめやかに流れていた。
浅田次郎 / 伽羅「鉄道員(ぽっぽや) (集英社文庫)」に収録 amazon
「水面・水中・水辺」カテゴリからランダム5
ここは口無しの瀬戸という袋小路のように見える海である
井伏 鱒二 / さざなみ軍記 amazon
川音は賑わい、まるで誰かがしゃべっているよう
萩原葉子 / 蕁麻の家 amazon
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