風がまたどうと吹いて来て窓ガラスをがたがた言わせ、うしろの山の萱 をだんだん上流のほうへ青じろく波だてて行きました。
宮沢賢治 / 風の又三郎 ページ位置:7% 作品を確認(青空文庫)
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草木のざわめき
風
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前後の文章を含んだ引用
......室にいたあの変な子が影もかたちもないのです。みんなもまるでせっかく友だちになった子うまが遠くへやられたよう、せっかく捕 った山雀 に逃げられたように思いました。 風がまたどうと吹いて来て窓ガラスをがたがた言わせ、うしろの山の萱 をだんだん上流のほうへ青じろく波だてて行きました。「わあ、うなだけんかしたんだがら又三郎いなぐなったな。」嘉助がおこって言いました。 みんなもほんとうにそう思いました。五郎はじつに申しわけないと思って、足の......
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草木のざわめきの表現・描写・類語(音の響きのカテゴリ)の一覧 ランダム5
風が出て来てまだ刈っていない草は一面に波を立てます。
宮沢賢治 / 風の又三郎
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「音の響き」カテゴリからランダム5
(雷光は無く音だけが聞こえる)雷が大きく空に鳴り響いた。窓ガラスが細かく震えた。しかしまだ雷光はない。雨音も聞こえない。天吾は昔見た潜水艦の映画を思い出した。爆雷が次々に爆発し、艦を激しく揺らせる。しかし人々は真っ暗な鋼鉄の箱の中に閉じこめられ、内側からは何も見えない。そこにあるのは絶え間のない音と振動だけだ。
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 2 amazon
どこかで銃声が鳴った気がした。《…略…》車のバックファイアーの音にも聞こえた。
伊坂 幸太郎 / ラッシュライフ amazon
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毛の並んだような薄黄色い栗の花
鈴木 三重吉 / 桑の実 amazon
貧弱な花房で、老婆の、萎びてだらりと垂れさがった乳房のようだ
井上 ひさし / 腹鼓記 amazon
杉が針のような雪の梢を見せて空にきりたつ
水上 勉 / 越前竹人形 amazon
「風」カテゴリからランダム5
Tシャツが、風で膨らんで波打つ。中に生き物が入ってるみたいだ。
村田 沙耶香「しろいろの街の、その骨の体温の」に収録 amazon
風がどうと鳴り
宮沢賢治 / 風の又三郎
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